転職先を決めるポイントとは

看護師が転職する職場には、病院やクリニックといった医療機関だけではなく、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの介護施設、障がい者施設といったさまざまな機関があります。また、医療機関には多様な診療科があるため、どこで働くかを決めることはそれほど簡単なことではありません。転職先を決めるポイントの1つに、理念があります。医療機関や介護施設では、どのような看護をしていて、何を大切にしているのかという理念を確認してみましょう。これらについては、パンフレットに記載されているものだけではなく、実際の現場で行われている業務にも表れてくるため、インターンシップも活用すると良いです。
その他のポイントとして、労働条件や職場環境が挙げられます。交代制勤務も含めて適正な労働時間が管理されており、有給休暇や介護休暇があること、出産後も働き続けられるような勤務体制や施設内保育などが整っているかを確認しましょう。もちろん、給料や手当といった給与や採用後の教育体制も納得できる職場を選ばなくてはなりません。
また、職場環境については所属する看護師との人間関係にも影響を受けるため、職場を訪問したときに看護師たちの働きぶりに注目して雰囲気を確認することが大切です。いずれにしても、自分なりに納得できる転職活動をするには、自分の理想とする看護は何か、どのような看護師としてキャリアを積んでいきたいのかということを明確にする必要があります。もし医療機関ではなく、介護施設で働くことを考えているのであればこちらが参考になりそうなので併せてチェックしてみると良いでしょう。